@卑弥呼

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2010年 01月 24日

生命線ひそかに変へむためにわが抽斗しにある 一本の釘

c0004211_535099.jpg寺山修司 の歌ですな。。
多分「田園に死す」にあったと思う。本棚に見当たらないので定かではないが。。

高校生の頃に読み漁った寺山修司だケド、特にこの歌はアタシの琴線に触れた、、ちうか、響きまくったな ^_^;
生命線に釘を立てることを結局しなかったのか、彼は早世しちゃったんだケドさ。。。


彼の亡くなる数年前、当時付き合いのあった小さな画廊で、フランスのどこぞの、なんちゃらいう劇場だか劇団(って、細かいことは憶えてない、っちうことだ ^o^)の歴史を展示するよな企画展があってサ、そのオープニングパーティーに呼ばれたんだな。
そこに、寺山修司がやってきた。。

かつて心酔してた人だから、一目で分かった。
「きゃ〜〜っ! o(^▽^)o 」と(声は出さんが ^^;)アセった。
男の人と2人で来ていたと思う。
古いタクアンみたいな顔色だ、と思った。。。(後で思えば、、肝硬変だったのかぁ、、と。。)

目をハートマークにして彼を見て、すぐに目に入ったのは、どちらかというと背の高い彼が履いていた、ぽっくり!
要するに厚底サンダルで、当時でももう数年前に廃れていたサボ、ですな。。。

バブリー真っ直中で銀座勤め、っちう恥ずかしながら「ああ勘違い」でしかない尊大な気分で、「なに、あの靴??」と思った。。。
10cm ぐらいの厚底サンダル。。。足を長く見せたいの? 寺山修司ともあろう者が! チョー外したモン履いて。。なんなんだろ一体??
みたいな ^^;

ずっと大好きだったのに、てゆか、当時でも「天才!」て思ってたのに、、、たかがサンダル一つでがっかりしちゃったんだよね。。
むしろ便所サンダルだったら、「さすが寺山修司!」って、かえって納得したんだろうと思う。
それほど、彼には不自然な「厚底サンダル」だった。。
頭の中にクエスチョンマークいっぱい飛ばしながら、、あんなに好きだったのに話しかけることもしないまま(って、そゆ雰囲気じゃなかったしっ ^^;)、そのパーティーはお開きになり。。。


「がっかり」な気分を引き摺ってたアタシだケド、その後しばらくして、何かの記事で寺山修司の言葉を見たんだな。
正確な文章は分からない(ってか憶えてるワケない)ケド、

最近僕は、厚底サンダルを履いている。
10cm 高い世界はどんなものなのか、いつもの目線と違う世界はどんなものなのか。
それを見たいと思って。

みたいなことが書いてあった。

ぎゃ〜〜〜〜!!
そうだったのか!!
チョー ダサいなんて思ってごめんなさい!
なんだよ、ただの、外した、俗っぽいおじさんかよ、なんて思ってごめんなさい!
あたしゃぁ浅はかでした!
そーですよね、アナタともあろ〜者が、見かけがどうこうで厚底サンダル履いたりしませんよね!
そ〜ゆ〜意味があったんですね!
ごめんなさい!
ごめんなさい!!


って、こうやって書いていると思いっきり「アホか ^^;」なワケですが、、、寺山修司を読み漁ったことがある人には、、解る感覚だと、思う。。


売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき

間引かれしゆゑに一生欠席する学校地獄のおとうとの椅子

ほどかれて少女の髪に結ばれし葬儀の花の花言葉かな

見るために両瞼をふかく裂かむとす剃刀の刃に地平をうつし


by himiko206 | 2010-01-24 12:51 | 独り言 | Comments(0)
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